まどろみ(1)言葉になる手前で、感情を放っておく

書けないことは、何も恥ずかしくない。
花輪えみ 2025.09.05
誰でも

こんばんは。ニドネの花輪えみです。
9月になっても暑いですね、今日のお供は牛乳です。

これは、せわしない日々で立ち止まるためのレターです。

書くことが好きな人にも、苦手な人にも。
言葉に救われたことがある人にも、傷つけられたことがある人にも。

この場所では、無理にうまく言おうとしないことにしました。
忘れていた気持ちや飲みこまれた表現、見落とした気付きを拾い上げていけたら。

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たくさんの人の話を聞いて、たくさんの原稿を見てきました。
そして、たくさんの「書けない気持ち」にも出会ってきました。

それでも私は声を大にして言いたいです。書けないことは、恥ずかしくない。

むしろそこにこそ、大切なものが眠っていることがある。
その感情を「言葉」になる手前で放っておくことも、とても大事な営みだと思っています。

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これから「まどろみだより」では、感じたことの断片や仕事の裏話、書けない日の気持ち、ちょっとしたことばの習慣などを、ゆっくりと綴っていきます。

週報のようなものかもしれないし、眠れない夜にだけ届く、手紙のようなものかもしれません。
どんな形であっても、あなたの枕元にそっと置いてもらえたらうれしいです。

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それでは、よい眠りを。おやすみなさい。

花輪えみ(ニドネ編集長)

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